JE1LIB/1@川崎市宮前区です。
朝起きて、まず異変に気付いたのは、たまたま付けっぱなしにしていたJALのエンルートカンパニー無線でした。
成田で事故が起きて、A滑走路が閉鎖になっている。
こんな内容が飛び込み、眠気眼でしたが、しばらく聴いていました。
あいにく学校だったので、ブログには書き込めませんでしたが、その後NEWSが続々と入ってきて、内容が分かってきました。
0649頃、中国広州の空港を出たFDX80(MD-11F)が、成田のR/W34Lに接地直後、横風の突風が吹いて横転・炎上し、乗務員2名の救助はされたが、残念ながら死亡が確認されたと言うこと。
直後にAランウェイが閉鎖され、NOTAMには2154Z付けでR/W16R/34Lの閉鎖が、2207Z付けで周辺の誘導路が閉鎖が通知されました。
このときの成田は、西北西から約20ktの風が吹いており、突発的に30ktを超える風も出ていたようです。
付近にはウィンドシア(突発的な風向変動)も起きていて、FDX80はこれに煽られたものと思われます。
マクドネル・ダグラス(今はボーイングに吸収合併)MD-11Fという機体は、DC-10の後継として開発された、第4世代の航空機で、B747-400等と並ぶハイテク航空機であり、10年くらい前までは世界の空を跋扈していました。
ただ、会社本体の吸収合併や、機体の燃費の悪さ、長距離における双発機へのアドバンテージが無くなったことなどから、旅客機の生産実績が上がらず、今では旅客型はほとんど姿を見ません。
貨物機はUPSやFDX等が力を入れて日本線に投入しており、貨物機としてはポピュラーな機体ではあります。
第4世代の航空機としては比較的事故を起こしやすい航空機で、今回のような横転事故も3回ほどあったようですね。
この3回という数字は、航空機事故が少ない現代としては”多い”と言っても過言ではない数字で、重心のバランスとかそういう構造的な物のような気がします。
NEWSで横転の瞬間を見たとき、ある航空機事故と映像が重なりました。
もう大分前ですが、ユナイテッド航空232便不時着事故(DC-10機)の着陸横転の映像です。
あのとき油圧系統が全滅して乗務員による賢明な推進装置による操縦で滑走路端までたどり着いたものの、着陸直前に風に煽られて横転したのです。
操縦系統が全滅していた事を考えれば今回の事故とは比較できませんが、横転の直接的原因は横風の煽り。
機種がDC-10とMD-11(DC-10の後継)と言うことを考えても、関係性がある気がします。
この事故で、滑走路が閉鎖したことは前述しましたが、それによって各航空会社はてんやわんやだったようです。
A滑走路は成田の2本ある滑走路のうち唯一大型機(ジャンボとか)の離着陸が出来る滑走路なのです。
なので、離陸便は燃料を満積載して離陸重量がハンパではないので、小型機近距離便しかB滑走路が使えず、日航機などは27便も主幹路線で欠航を出しました。
着陸便も、B777等は燃料消費によって重量が軽ければB滑走路にも降りられるでしょうが、ジャンボ機などでは対応できないので、欧州線は新千歳や仙台・新潟など、米国やアジアオセアニア路線は、セントレアや関空などにダイバードしたようです。
羽田も人ごとではなく、チャーター便などで実績のある大韓航空などは、羽田にダイバードしてきており、航空無線で聴いていてもイレギュラーを感じられます。
成田も土地収用の問題さえなければシングル運用で何とか解決できるのですが・・・
トラフィックの多い国際空港ではこういう事故も想定していなければならず、こんな状況では日本の首都・基幹空港としての、また国交省が掲げるハブ空港構想としての成田の危機管理的な欠点を露呈してしまったような物です。
身近なことを言えばXUZ加藤君がKH0に行ったり、うちの学校のオーストラリア研修中の中3がそろそろ帰国なので、ちょっと心配しています。
早いところ、滑走路の閉鎖が解ければいいのですが・・・
今回原因は明確ですが、事故調査も迅速に進んでほしいものです。
貨物機だったことは不幸中の幸いですが、乗員2名が死亡していますし・・
2名のパイロットの冥福をまずはお祈り致します。(合掌)
では

