今日、学校帰りに灯台・・じゃなかった、東大に寄りました。
文京区本郷にある正真正銘の日本の最高学府です。
落ちこぼれの僕が足を踏み入れることはまず無いと思っていたのですが、踏み入れて参りました。
シンポジウムに参加するためです。
『東京大学航空イノベーション研究会 第2回シンポジウム
〜航空の未来 50年後の空〜』

過去に陥落した歴史を持つ安田講堂に入ってきました。
何でも昨日・一昨日と修了式・卒業式があったそうです。
これ、学校の理科室前の廊下に何気なく貼ってあったのが目に止まり、早速申し込んだのです。
50年後の航空関係・・・、想像が膨らむには膨らむのですが、空想科学読本レベルに陳腐な創造しかないので、日本のトップの頭脳が創造する50年後の航空を拝聴しに行ったわけです。
最初は今年度で退官する東大総長の最後の講義(サステーナブルな社会・・)と言うものから始まりました。
その後、ボーイング社の副社長(日本支社の社長らしい)の外人女性の講演を通訳を経て聴きました。
主に「飛行機がどうやって造られるか・・」、創造から製造・退役までを環境問題・コストパフォーマンスを取り入れながら語っておりました。
次は、東大大学院生による、『環境に優しい航空システムの提案』という研究発表。
実はこれが一番楽しかったです。
斬新な・・でも実現しそうな面白アイデアが出てきて、想像力の豊かさに感服しながら聴いておりました。
一番気に入ったのが、「旅客機を洋上において編隊飛行をさせる」というもの。
渡り鳥の発想から来ており、旅客機の後方に出来る実はあんまり有り難くない渦を逆利用して、燃費の向上につなげて、編隊全体で燃費効率を上げるというもの。
無理そうに見えて、例えば日本から米国に向かう同じ航空会社の機を太平洋上で編隊させたら・・・と考えると無理な話ではなさそうです。
問題は山ほど有りますが・・
あとは、階層滑走路構想。
帝国海軍の空母「赤城」の初期を彷彿させる話ですが、そうではなく地上高60mの橋の上に着陸滑走路を置き、その高架下直線上に離陸滑走路を2本の置くもの。
一本3000m滑走路として直線的の9kmもの長さが必要ですが、階層によって滑走路の保有単位あたりの面積を小さくして、更に騒音問題なども考えようというもの。
コストは完璧無視ですが、面白い話です。
最後にやっと本題に入って、「50年後の空」を考えるパネルディスカッション。
と言っても時間がおされて、各専門家の創造する50年後の空をプレゼンし、各方面から50年後の航空業界を考える感じでした。
50年後のそら・・と言っても、想像・空想の固まりになってしまいますので、きっとこういう技術が生まれているだろう・・というものです。
航空機の技術分野と運輸分野の2つに分かれて行いました。
結果から行くと・・・
技術分野では、『生体力学』が応用が発展されて、鳥のように風や飛行状態に応じて連続的にしなやかに可変する羽を持ち、水素などの新エネルギーを燃料源とする航空機が主体になるのでは・・と言う感じでした。
運輸分野では、日本国内の人口減少から国内間の今まで(ビジネスや家庭利用)の需要は望めないので、もっと流動的な需要の開拓が必要である。
国内航空会社は交通他種との競争で国内に大手1社・地域航空1社が残ればいい方、国際間ではアライアンスが強化されて航空会社の再編が進むだろう。
無人航空機等の発達で、航空管制の主体は全体的なデータ管制になり、フリーフライト(車の運転と同じ)の実現が現実化しているかも。
パイロットは、1人体制になって、技術が無くても操縦できるようになり、操縦をレジャーとする環境が整うかも。
っていう感じでした。
ちなみに車が空を飛ぶ時代が本格化する話は100年単位だろうということです。
シンポジウムが終了後、懇談会が東大の食堂であり、夕飯も兼ねて参加して参りました。
高校生はシンポジウムでは2・30人はいたと思うのですが、高校生ではぼくともう一人しかいませんでした。
東大航空工学の教授や講師、JAXA等の技術者・専門家がわんさかといる非常に濃い懇談会でして、いろいろなお話や名刺を頂戴できました。
やはり、アマチュア無線関係の方(EXですが)もおり、技術者的な話やきわどい話もいくつか聞かせていただきました。
シンポジウムが始まったのは1230で全てが終了したのが2030だったので、8時間、非常に濃い時間でした。
そういや誰かが愚痴ってましたが、シンポジウムのポスターを配布したのは都下私立250校以上だったのに、高校生自体は2・30名ほどしかいなかったこと、懇談会参加者が2人だったこと、非常に残念がってました。
まー、大半の”一般の”高校生には興味ない話でしょうな。
ちょっと専門的だし。
閑話休題。
明日は平成ハムクラブの総会で、横浜まで行ってきます。
では

